エアコンを使用する際は乾燥がつきものです。
- エアコンを使うと喉が痛い
- エアコンを使うと乾燥して肌が突っ張る
- エアコンを使うとなんかダルイ
こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか？
そんなあなたには、加湿機能付きエアコンがおすすめです。
普通のエアコンは湿度コントロールというと除湿しかできませんが、一部の高級機種では部屋を加湿してくれる機能（しかも給水不要！）が付いているものがあります。
エアコン本体の値段が高いのがネックですが、確実にあなたの生活の質は向上しますよ。
ということで、本記事では加湿機能付きエアコンのうちおすすめの2機種を紹介します。
加湿機能付きでおすすめエアコンはこちら！
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
エアコンの加湿機能とは
エアコンを使うと、暖房・冷房どちらの場合でも室内は乾燥します。
- 暖房の場合
空気中の水分量は変わらないのに室温は上がるため、相対湿度が下がる。 - 冷房の場合
室温を下げる過程で空気中の水分が凝集し水滴として室外に排出され、湿度が下がる。
湿度が下がって乾燥するとのどの痛みや肌の乾燥、目や鼻の不快感など、快適性に問題が生じてしまいます。
そこで役立つのが加湿機能付きエアコンです。
エアコンによる加湿機能の仕組み
エアコンの加湿機能は、室外機が家の外の空気中の水分を吸収し室内に綺麗な水分として送ることによって実現しています。
このような仕組みで加湿しているので、一般的な加湿器のような給水作業が必要ないという大きなメリットがあります。
室外機の中にデシカントという乾燥材が設置されています。
デシカントは「空気中の水分を吸着する」「熱を掛けると吸着した水分を放出する」という特徴があり、このデシカントによって空気中の水分を吸着させ室内に水分を放出して加湿するというわけです。
加湿機能付きエアコンのメリット
加湿機能付きエアコンを使うメリットは以下の通りです。
- 給水作業の必要がない
- 換気も同時に行える
- 加湿器を置くスペースが不要
給水作業の必要がない
加湿機能付きエアコンなら給水作業の必要がありません。
これが一番大きなメリットですね。
一般的な加湿器の場合、タンクに水を入れるという作業が必要です。
小さなタンクなら毎日、しかも一日に何回もタンクに給水する必要があり非常に面倒くさいです。
大きなタンクなら給水する回数は減りますが、大きなタンクに水をいれて、その重くなったタンクを加湿器にセットするという作業はなかなかしんどいものがあります。
また、水を入れたタンクを運ぶ際に床に水滴がこぼれるのも気になりますしね。
乾燥を気にしたい女性や高齢者の方こそこの作業は大変でしょう。
一方、加湿機能付きエアコンならこの作業が必要ありません。
家の外の空気から水分を調達しますので、給水作業が必要ないわけですね。
非常に楽です。
換気も同時に行える
加湿機能付きエアコンは家の外の空気から水分を調達するという仕組み上、換気も同時に行えます。
エアコンを使う際は部屋の窓や扉を閉じっぱなしにしがちです。
そうすると、リビングでも寝室でも料理や人体から発散してしまう生活臭というものがこもってしまいます。
また、新型コロナ禍以降はウイルスによる感染予防の面からも換気の重要性が求められています。
なにより、換気するとさわやかな気分になりますし、換気してさわやかな空気を取り入れたいなんていう方は多いのではないでしょうか。
しかし、換気すると寒い空気や熱い空気が入り込んできますから、真夏や真冬はなかなか換気しにくいですよね。
しかし、加湿機能付きエアコンなら換気を同時にできますので、室内の温度を一定に保ちながら換気することが可能です。
「いつも換気したてのようなさわやかな空気で生活したい」という希望が、加湿機能付きエアコンなら叶いますよ。
加湿器を置くスペースが不要
加湿機能付きエアコンなら加湿器を置くスペースが不要です。
シンプルに場所を取らないというのは強みですね。
卓上加湿器は基本的に小さいサイズしかなく給水作業が大変ですし、机の上の使えるスペースが狭くなってしまいます。
床置きタイプの加湿器なら大きめのサイズもありますが、こちらも置く場所にこまります。
部屋の真ん中におけば単純に邪魔になりますし、下手をすると加湿器を倒してタンクの水がこぼれて大惨事です。
かといって、倒しにくいように壁近くに加湿器をおくと壁がめちゃくちゃ湿気てカビてしまいますしね。
特に、高齢者や子供、あるいはペットなどがいるご家庭では加湿器の置き場所は死活問題ではないでしょうか。
そんなご家庭には加湿機能付きエアコンがピッタリです。
加湿機能付きエアコンのデメリット
加湿機能付きエアコンを使うデメリットは以下の通りです。
- エアコン本体の価格が高い
- 電気代が高い
- 加湿量に満足できない可能性がある
エアコン本体の価格が高い
加湿機能付きエアコンは総じて価格が高いです。
それもそのはず、加湿機能が付くエアコンは各メーカーの最上位モデルであることがほとんどだからです。
畳数にもよりますが、エアコン単体で20万円を超えることはザラにあります。
機能性が低いシンプルなエアコンと比較してお値段が高くなるのは仕方がありません。
価格が高い分機能性が高く生活の質を向上する便利な機能がつきますので、この点は割り切るしかありませんね。
家電量販店で買うとかなり高くつくので、費用を抑えたいなら通販で購入するのがおすすめです。
通販で安く買う方法はこちら。エアコン取付業者の探し方も解説します。
電気代が高い
加湿機能付きエアコンは電気代が高くなりがちです。
温度コントロールだけでなく湿度もコントロールしようとするわけですから、その分電気代もかかります。
加湿量に満足できない可能性がある
加湿機能付きエアコンでも基本的には十分満足できる程度の加湿ができるかと思いますが、人によっては「もっと加湿したい！」と加湿量に満足できない可能性があります。
美容を気にする方なんかは加湿器３台を使用するなんていう話も聞きますし、そのような方は結局加湿器が追加で必要になってしまうでしょうからあえて加湿機能付きエアコンでなくても良いかもしれません。
加湿機能付きエアコンおすすめ2選
各社メーカーから様々なエアコンが販売されていますが、加湿機能付きエアコンのおすすめはこちらの2機種です。
- うるさらX（Rシリーズ）：ダイキン
- エオリアLXシリーズ：パナソニック
うるさらX（Rシリーズ）：ダイキン
ダイキンのうるさらX（Rシリーズ）はダイキンの一般家庭向けエアコンの中でも最上位のハイスペックなモデルです。
「うるさらX」は「うるさらシリーズ」の中でも最も機能性の高いエアコンとなっています。
一番の特徴は「うるさら（うるるとさらら）」の名前にもなっている「うるる加湿（無給水加湿）」と「さらら除湿リニアハイブリッド方式（ほぼ再燃除湿）」ですね。
乾燥しがちな冬場は外気の水分を取り込んで室内に放出することで湿度を保ちます（うるる加湿）。しかも、外気の水分を取り込むという性質上、一般的な加湿器のように水を給水する必要がありません。
また、雨の多い梅雨時用に除湿機能もありますが、Rシリーズの除湿機能は再燃除湿といって一般的な除湿機能と違い部屋の温度を下げずに除湿することができます。（さらら除湿リニアハイブリッド方式）
一般的な「除湿」は、エアコン内部で空気を冷やして室内の水分を結露させることで除湿する。その性質上室内の温度が下がってしまうというデメリットがある。
一方、「再燃除湿」はエアコン内部で冷やした空気を再度暖めてから室内に放出して除湿する。そのため、一般的な除湿機能と比較して室温が下がらないというメリットがある。
換気機能も搭載されているので、とにかく室内の温度と湿度を快適な状態にする能力が優れていますね。
そのほか、部屋が高温/低温になった際に自動で運転を開始する「室温パトロール」や、エアコンを消し忘れても自動で停止してくれる「消し忘れ防止」機能もあり、エアコンの操作が難しい小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心です。
- うるる加湿（無給水加湿）
- さらら除湿リニアハイブリッド方式（ほぼ再燃除湿）
- AI快適自動運転/節電自動運転
- 高温風モード（60℃吹き出し）
- 給気換気/排気換気
- 水内部クリーン
- フィルター自動お掃除
- 室温パトロール
- 消し忘れ防止機能
ダイキンのうるさらXについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ダイキンエアコンR(RX)シリーズうるさらXを解説！気になる評判や口コミも！
エアコンを通販で買った後はくらしのマーケットでエアコン取付業者を探すと費用を安くできます。
エオリアLXシリーズ：パナソニック
パナソニックのエオリアLXシリーズは、パナソニックのエアコンの中でも最上位に位置するハイエンドモデルです。
一番の特徴はパナソニックの強みであるナノイーXによる空気をきれいにする機能ですね。
ナノイーはざっくりいうと「水に包まれたOHイオン」といったところです。これを空気中に飛ばすと、ナノイーが花粉やニオイの元となる有害物質と接触して有害物質中のHイオンを奪い、有害物質を別の性質に変えてしまうというものですね。
これによって部屋の空気が清浄に保たれるというわけです。
エアコンをつけるときは基本的に部屋の扉や窓を閉めて運転させますので、花粉やニオイを抑えて部屋の空気をきれいにするというのは快適性という面で結構大きいです。
特に、エオリアのLXシリーズなら換気機能や加湿機能もついていますので、部屋の空気を快適にする機能は非常に優れています。この換気/加湿機能はエオリアLXシリーズ以外にはダイキンのうるさらシリーズくらいです。
他にも人を検知して自動的にエアコンを運転開始してくれるオートオン機能や、エアコンを消し忘れて外出してしまっても自動で停止してくれるオートオフ機能もあり、エアコンの操作が難しい小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心です。
とにかく各家庭やひとりひとり個人に合わせた快適な空間を作るという機能が優れています。
- ナノイーXによる空気清浄機能
- AI自動運転機能「新･AI快適おまかせ」
- エネチャージ
- 給水レス加湿
- 換気機能
- しっとり冷房（乾燥や冷えを抑える）
- サーキュレーションモード
- 快適除湿（室温下げずに除湿）
- フィルターお掃除ロボット
- 内部クリーン運転
- オートオン/オフ機能
パナソニックのエオリアLXシリーズについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【エオリア】パナソニックエアコンLXシリーズを解説！気になる評判や口コミも！
うるさらXとエオリアLXを比較
本記事でおすすめしているうるさらXとエオリアLXについて、機能性や価格など様々な面を比較していきます。
| うるさらX(Rシリーズ) ダイキン | エオリアLXシリーズ パナソニック | |
|---|---|---|
| 加湿機能 | あり | あり |
| 加湿量 | 特大 | 大 |
| 空気清浄機能 | なし | あり |
| 換気機能 | あり | あり |
| 除湿機能 | あり | あり |
| 再燃除湿機能 | あり | あり |
| 内部クリーン | あり | あり |
| フィルター 自動掃除 | あり | あり |
| 消し忘れ防止 | あり | あり |
| 価格 （6畳用） | 約16万円 | 約25万円 |
ダイキンのうるさらXは加湿量の多さ、パナソニックのエオリアLXはナノイーXによる空気清浄機能がそれぞれ大きな特徴となっています。
それ以外の機能面は両者ほとんど変わらないですね。
どちらもダイキン・パナソニックの最上位機種ですから、基本的に便利な機能はほぼ搭載されています。
価格はダイキンの方が安いですね。
ただ価格はセール時期の在庫状況などによっても大きく変わるので、買うとなった時に価格をチェックすると良いですよ。
エアコンをお得に買う方法はコレ！
エアコンは買って終わりではありません。
エアコンをお得に買いたいなら、取り付けまで考えてどこで買うか決めなければいけません。
エアコンをどこで買うのが一番お得なのか、目的別に解説します。
とにかくラクに買いたいなら家電量販店
とにかくラクに買いたいなら、ヤマダ電機やビッグカメラなどの家電量販店がおすすめです。
店舗に行ってエアコンを購入しそのまま取付工事も含めて依頼することができるので、手続きがラクというのが大きなメリットです。
一方、ラクな分だけエアコンや取付費用が割高になってしまうというデメリットがあります。
また、業者を自分で選ぶことができないので施工品質にばらつきがある可能性がある点にも注意が必要です。
「お金が多少掛かってもいいから時間を節約したい」という方におすすめです。
ヤマダ電機のエアコン取付費用はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ヤマダ電機のエアコン取り付け費用は？工事費込みで実際に買ってみた
- とにかくラクにエアコンを買いたい
- 実物を見ながからエアコンを選びたい
- 店員に相談しながらエアコンを選びたい
※家電量販店が近くにない場合は時間の節約にはなりませんので、次で解説するネット通販+地域業者をおすすめします。
安くお得に買いたいならネット通販＋地域の業者
エアコンを安くお得に買いたいなら「ネット通販でエアコン本体を購入し、地域のエアコン取付業者に取り付けを依頼する」のがおすすめです。
ネット通販は家電量販店よりも店舗などの維持管理費が安いので、エアコン本体も安く購入することができますよ。
一方、ネット通販は取付費用が高く、取付対応範囲もやや弱いという弱点があります。
そこで、ネット通販ではエアコン本体を購入するだけにしておき、エアコンの取り付けは自分で取付業者を探して依頼すると安くて品質も良く取り付けることができます。
昔なら取付業者を探すのも一苦労でしたが、今では良いサービスが出てきているので「評判の良いエアコン取付業者」を簡単に探してそのまま依頼することができます。
例えば、くらしのマーケットなら登録している業者が多いので自分の地域でも簡単に見つかりますし、業者の口コミが多く掲載されていますので評判の良い業者を探すことも簡単ですよ。
また、気になる業者が見つかればそのまま見積依頼することもできるので、エアコン取付の依頼も簡単にできます。
間に家電量販店が入らないのでエアコン取付費用が安いというのも魅力ですね。
- 安くお得にエアコンを買いたい
- ネットで買い物ができる(楽天などで買い物ができるレベルでOK)
- 自分で評判の良い業者を選びたい
実際にいくら違うのか
「家電量販店」で購入する場合と「ネット通販」で購入する場合で、エアコン本体価格を比較してみました。
直接家電量販店に行って価格を調べてもいいのですが店舗による差が生じますので、ここでは家電量販店公式サイトウェブ上の価格を記載しました。
また、エアコンの機種は家電量販店とネット通販で価格差が出にくい廉価モデルでいくつか比較しました。
| ネット通販 | 家電量販店 | |
|---|---|---|
| ダイキン うるさら S223ATES | 55,800~65,800円 | 85,000~99,900円 |
| 三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2223 | 48,590~65,970円 | 79,500~119,570円 |
| 日立 白くまくん RAS-AJ22N | 45,790~60,100円 | 65,780~79,320円 |
総じてネット通販で購入する方が安いですね。機種にもよりますが数万円の差があることはザラにあります。
家電量販店の実店舗に行けば値引きしてもらえる可能性がありますが、廉価モデルなら数千円程度だと思います。
値引きを考慮してもネット通販の方が安いケースがほとんどだと思います。
家電量販店の方が安いケースがあるとすれば、年末年始の型落ち品を在庫処分するセール時期でしょうか。
ただ、それも5台限定など在庫限りのケースがほとんどです。
開店前から行列に並んでも買えるかどうかわかりません。
私としては、本記事を読んでいるあなたには安くお得に購入できる「ネット通販＋地域の業者」のパターンをおすすめしたいと思います。
本記事を読んでいる時点でエアコンのことを自分で調べるくらいのリテラシーがある方でしょうし、「ネット通販＋地域業者」のパターンでも苦にならないと思います。
楽天やAmazonで買い物をするのも不慣れだという方はそもそも本サイトのような弱小サイトには来ないでしょうし。
ということで、本記事を読んでいるあなたにはエアコンを安くお得に購入できる「ネット通販＋地域の業者」のパターンをおすすめします。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
まとめ
本記事では加湿機能付きおすすめエアコン2種を紹介しました。
ダイキンのうるさらX（Rシリーズ）と、パナソニックのエオリアLXシリーズの2種がおすすめです。
どちらも各メーカーの中でも最上位のハイエンドモデルであり、加湿量に優れるうるさらXに対してナノイーXによる空気清浄機能が売りのエオリアLXと、機能面の強みは若干異なります。
それ以外の機能についてはほとんど差がなく、エアコンとして使うには十分すぎるほどの機能がしっかり搭載されています。
どちらを選ぶかはあなたのお好みで選べば良いですが、この2種ならどちらを選んでもきっと満足できるでしょう。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
