エアコンは部屋の温度をコントロールしてくれる便利な家電です。
しかし、その消費電力は他の家電と比較して大きく、エアコンを使うと月々の電気代が高くなってしまいます。
- エアコンは便利だけど電気代が気になる
- できるだけ電気代を抑えたい
- どのエアコンの省エネ性が高いのか知りたい
こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
そんな場合には、各メーカーのエアコンの「期間消費電力量(JIS C9612:2013)」を比較するといいですよ。
期間消費電力量は規定の条件に基づいて算出された消費電力量ですので、各メーカーのエアコンを比較する際に同じ条件で比較することが出来ます。
とはいえ、「期間消費電力量はどこに表示されているのかわからない」「比較するのがが面倒くさい」という声があると思います。
そこで、本記事では各メーカーの期間消費電力量一覧と、省エネ性の高いエアコンのうちおすすめの2機種を紹介します。
省エネ性の高いおすすめエアコンはこちら!
【リビングなどの広い部屋用】高い機能性と省エネ性日本一の「霧ヶ峰FZシリーズ」!
【寝室や子供部屋などの狭い部屋用】高い省エネ性と洗浄機能が魅力の「白くまくんX(XJ)シリーズ」!
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
エアコンの期間消費電力量
期間消費電力量はエアコンの省エネ性を表す指標で、エアコンは一年間でこれくらい電力を使うということを表す数値です。
ただ、エアコンを使う期間や設定温度は人によって異なりますし、家の断熱性能も様々です。
各メーカーが「うちではこの使い方を想定したよ」とそれぞれ別の条件で消費電力量を提示しても、うまく比較できませんよね?
そこで登場するのが「JIS C9612:2013 ルームコンディショナ」という規格です。
この規格では「エアコンの期間消費電力量は次のように算出すること」と定められおり、各メーカーはこの規格に基づいて期間消費電力量を算出しています。
そのため、このJIS C9612:2013に基づく期間消費電力量を比較することでエアコンの省エネ性を正しく比較することが出来ます。
JISとは日本産業規格のこと。(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)
エアコンに限らずねじや乾電池など、様々な物・コトに関して標準化するために規定されている。
このJIS規格に基づいて各メーカーはものづくりすることで、互換性などの利便性を担保している。
各エアコンの期間消費電力量一覧
各メーカーエアコンの期間消費電力量を以下にまとめます。
ます、リビングなどの広い部屋におすすめの14畳用エアコンの期間消費電力量はこちら。
メーカー/エアコン名 | 期間消費電力量 |
---|---|
三菱電機 霧ヶ峰FZ MSZ-FZ4024S | 1,022kWh |
日立 白くまくんX RAS-X40R2 | 1,036kWh |
パナソニック エオリアLX CS-LX404D2 | 1,066kWh |
ダイキン うるさらX AN404ARS-W | 1,201kWh |
三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズが最も期間消費電力量が小さいです。
省エネ日本一を強調しているだけあって、確かに期間消費電力量は最も小さいですね。
ただ、意外と日立の白くまくんXシリーズもかなり期間消費電力量が小さいです。
この2社で省エネ性を切磋琢磨しているわけですね。
ということで、リビングなどの14畳用では三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズが最も省エネ性が高く、電気代を抑えることができるエアコンとなりました。
次に、寝室や子供部屋などの狭い部屋におすすめの6畳用エアコンの期間消費電力量はこちら。
メーカー/エアコン名 | 期間消費電力量 |
---|---|
三菱電機 霧ヶ峰Z MSZ-ZW2224 | 603kWh |
日立 白くまくんX RAS-X22R | 562kWh |
パナソニック エオリアLX CS-LX224D | 594kWh |
ダイキン うるさらX AN224ARS-W | 594kWh |
14畳用では最も高い省エネ性だった霧ヶ峰FZシリーズですが6畳用はラインナップしていませんので、一つ下のグレードである霧ヶ峰Zシリーズで比較しました。
6畳用で比較してみると、日立の白くまくんXシリーズが最も期間消費電力量が小さいです。
ということで、寝室や子供部屋などの6畳用では日立の白くまくんXシリーズが最も省エネ性が高く、電気代を抑えることができるエアコンとなりました。
省エネ性の高いエアコンおすすめ2選
各社メーカーから様々なエアコンが販売されていますが、省エネ性の高いエアコンのおすすめはこちらの2機種です。
リビング向けの14畳用:三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズ
三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズは霧ヶ峰の中でも高い機能性を持った最上位モデルです。
FZシリーズは霧ヶ峰のフラグシップモデルとしてふさわしい高い機能性を持つ機種です。
霧ヶ峰の強みである高精度赤外センサーを活かした「バイタルセンサー エモコアイ」や「ムーブアイmirA.I.+」を搭載しており、室内にいるひとりひとりに合わせた風を送ります。
特に、「バイタルセンサー エモコアイ」は体温の変化から「仕事を頑張りたい!」「疲れたからゆっくりしたい」といった人の感情を予測し、それに合わせて風を送るという有能っぷりです。
それでありながら日本一の省エネ性能を持っており、電気代削減に貢献します。
その他、エアコンを長く清潔に保つための洗浄機能である「おまかせボディ」やフィルターの自動掃除機能が付いており、エアコンを長く快適に使うための機能が搭載されています。
FZシリーズは霧ヶ峰の中でも最も機能性が高いプレミアムモデルです。
そのため、「エアコンの便利な機能をしっかり使いたい」「生活の質をワンランク上げたい」といった方におすすめの機種です。
やはりこの高い機能性を活かすなら、様々な人が集まるリビングに付けるのがおすすめですね。
また、霧ヶ峰を作っている三菱電機は老舗の大手家電メーカーであるという強みもあります。
全く知らないメーカーのエアコンではちゃんと使えるか心配ですよね?
他の大手家電メーカーであるダイキンや日立の機種と人気争いをしているくらいの人気機種ですので、安心して買うことが出来ますよ。
三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【霧ヶ峰】三菱電機エアコンFZシリーズを解説!気になる評判や口コミも!
エアコンを通販で買った後はくらしのマーケットでエアコン取付業者を探すと費用を安くできます。
寝室や子供部屋向けの6畳用:日立の白くまくんXシリーズ
日立の白くまくんX(XJ)シリーズは、日立のエアコンの中でも最上位モデルに位置付けられるモデルです。
最も高価なX(XJ)シリーズは他のモデルと比べて最も高い機能性があります。
「普通のエアコンでは物足りない、生活の質を向上させたい」という方に一番おすすめな機種です。
全体的に、日立エアコンの強みである洗浄機能が豊富ですね。
エアコン内部や部屋の空気を綺麗にする機能が沢山ありますので、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。
個人的には「凍結脱臭クリーナー」と「ランドリー除湿」がおすすめです。
「凍結脱臭クリーナー」で部屋の気になる臭いを除去することが出来ますし、「ランドリー除湿」で部屋干しした洗濯物を乾燥させることが出来ます。
人の生活に密着したものづくりをしている感じがいいですね。
いずれも、生活する上で便利なおすすめ機能です。
日立の白くまくんX(XJ)シリーズについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【白くま君】日立エアコンX(XJ)シリーズを解説!気になる評判や口コミも!
エアコンをお得に買う方法はコレ!
エアコンは買って終わりではありません。
エアコンをお得に買いたいなら、取り付けまで考えてどこで買うか決めなければいけません。
エアコンをどこで買うのが一番お得なのか、目的別に解説します。
とにかくラクに買いたいなら家電量販店
とにかくラクに買いたいなら、ヤマダ電機やビッグカメラなどの家電量販店がおすすめです。
店舗に行ってエアコンを購入しそのまま取付工事も含めて依頼することができるので、手続きがラクというのが大きなメリットです。
一方、ラクな分だけエアコンや取付費用が割高になってしまうというデメリットがあります。
また、業者を自分で選ぶことができないので施工品質にばらつきがある可能性がある点にも注意が必要です。
「お金が多少掛かってもいいから時間を節約したい」という方におすすめです。
ヤマダ電機のエアコン取付費用はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ヤマダ電機のエアコン取り付け費用は?工事費込みで実際に買ってみた
※家電量販店が近くにない場合は時間の節約にはなりませんので、次で解説するネット通販+地域業者をおすすめします。
安くお得に買いたいならネット通販+地域の業者
エアコンを安くお得に買いたいなら「ネット通販でエアコン本体を購入し、地域のエアコン取付業者に取り付けを依頼する」のがおすすめです。
ネット通販は家電量販店よりも店舗などの維持管理費が安いので、エアコン本体も安く購入することができますよ。
一方、ネット通販は取付費用が高く、取付対応範囲もやや弱いという弱点があります。
そこで、ネット通販ではエアコン本体を購入するだけにしておき、エアコンの取り付けは自分で取付業者を探して依頼すると安くて品質も良く取り付けることができます。
昔なら取付業者を探すのも一苦労でしたが、今では良いサービスが出てきているので「評判の良いエアコン取付業者」を簡単に探してそのまま依頼することができます。
例えば、くらしのマーケットなら登録している業者が多いので自分の地域でも簡単に見つかりますし、業者の口コミが多く掲載されていますので評判の良い業者を探すことも簡単ですよ。
また、気になる業者が見つかればそのまま見積依頼することもできるので、エアコン取付の依頼も簡単にできます。
間に家電量販店が入らないのでエアコン取付費用が安いというのも魅力ですね。
実際にいくら違うのか
「家電量販店」で購入する場合と「ネット通販」で購入する場合で、エアコン本体価格を比較してみました。
直接家電量販店に行って価格を調べてもいいのですが店舗による差が生じますので、ここでは家電量販店公式サイトウェブ上の価格を記載しました。
また、エアコンの機種は家電量販店とネット通販で価格差が出にくい廉価モデルでいくつか比較しました。
ネット通販 | 家電量販店 | |
---|---|---|
ダイキン うるさら S223ATES | 55,800~65,800円 | 85,000~99,900円 |
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2223 | 48,590~65,970円 | 79,500~119,570円 |
日立 白くまくん RAS-AJ22N | 45,790~60,100円 | 65,780~79,320円 |
総じてネット通販で購入する方が安いですね。機種にもよりますが数万円の差があることはザラにあります。
家電量販店の実店舗に行けば値引きしてもらえる可能性がありますが、廉価モデルなら数千円程度だと思います。
値引きを考慮してもネット通販の方が安いケースがほとんどだと思います。
家電量販店の方が安いケースがあるとすれば、年末年始の型落ち品を在庫処分するセール時期でしょうか。
ただ、それも5台限定など在庫限りのケースがほとんどです。
開店前から行列に並んでも買えるかどうかわかりません。
私としては、本記事を読んでいるあなたには安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめしたいと思います。
本記事を読んでいる時点でエアコンのことを自分で調べるくらいのリテラシーがある方でしょうし、「ネット通販+地域業者」のパターンでも苦にならないと思います。
楽天やAmazonで買い物をするのも不慣れだという方はそもそも本サイトのような弱小サイトには来ないでしょうし。
ということで、本記事を読んでいるあなたにはエアコンを安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめします。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
公式:https://curama.jp/aircon-install/
まとめ
本記事では省エネ性の高いエアコンおすすめ2種を紹介しました。
リビング向けの14畳用エアコンなら三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズ、寝室や子供部屋用の6畳用エアコンなら日立の白くまくんX(XJ)シリーズの2種がおすすめです。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
公式:https://curama.jp/aircon-install/