大手家電メーカーである日立では「白くまくん」というブランドでエアコンを販売しています。
しかし、ひとくちに「白くまくん」といってもいくつかのシリーズがあり、それぞれ異なる特徴があります。
そこで、本記事では日立のエアコン「白くまくん」について各シリーズの特徴を解説します。
家庭用の日立エアコン「白くまくん」は4シリーズ
日立エアコン「白くまくん」は色々なシリーズがありますが、一般家庭用は4シリーズを展開しています。
シリーズ名が2つありますが、括弧なしは家電量販店向け、括弧ありは通販向けの名称です。
基本性能は同じですが家電量販店向けの物の方は機能が少し追加されている場合があります。
各シリーズの価格と機能性の傾向は以下の通りです。
基本的に価格が高くなるほど高機能になります。
あなたにとって必要な機能と予算の兼ね合いを見て、最適なシリーズを選んでくださいね!
高級モデル:Xシリーズ(XJシリーズ)
日立エアコン「白くまくん」の最上位モデルです。
価格は高いが性能も高い!便利な機能がモリモリです。
全体的に、日立エアコンの強みである洗浄機能が豊富ですね。
エアコン内部や部屋の空気を綺麗にする機能が沢山ありますので、小さなお子様がいるご家庭でも安心です。
個人的には「凍結脱臭クリーナー」と「ランドリー除湿」がおすすめです。
「凍結脱臭クリーナー」で部屋の気になる臭いを除去することが出来ますし、「ランドリー除湿」で部屋干しした洗濯物を乾燥させることが出来ます。
人の生活に密着したものづくりをしている感じがいいですね。
いずれも、生活する上で便利なおすすめ機能です。
一方、価格の高さは気になるところですね。畳数にもよりますが20万円前後します。
省エネ性が高く電気代が安く抑えられるので長く使ってトータルコストを下げたいという方はあまり気にならないかもしれませんが、やはり価格が高いのはデメリットといえるでしょう。
高級モデルは家電量販店で購入しようとするとかなり高くつくので、ネット通販で購入するのがおすすめです。
日立エアコン白くまくん「Xシリーズ(XJシリーズ)」の詳細はこちら
中級モデル:Wシリーズ(Vシリーズ)
日立エアコン「白くまくん」の中級モデルです。
2番目に機能性が高いモデルで、最上位のXシリーズには及びませんが様々な機能があります。
Xシリーズにあった「凍結脱臭クリーナー」と「ランドリー除湿」がなくなっていますね。
梅雨の時期や花粉症シーズンなど洗濯物を部屋干ししたい時に便利な機能ですので、これがなくなったのは個人的には痛いです。
とはいえ、最上位モデルのXシリーズはお高いですし予算的に難しいようであればWシリーズで妥協するのも悪くありません。
「カラット除湿」や「ファンお掃除ロボ」などの機能もありますし、「部屋干しはあまりしない」「部屋干しの臭いは仕方ないものとする」と割り切るならWシリーズでも十分です。
日立エアコン白くまくん「Wシリーズ(Vシリーズ)」の詳細はこちら
中級モデル:Gシリーズ(MJシリーズ)
日立エアコン「白くまくん」の中級モデルです。
価格と機能性のバランスが良いモデルで、価格を重視する方なら実質これが一番良いかなと思います。
機能は大分絞られますが、凍結洗浄やフィルター自動お掃除機能といったエアコンを綺麗に効率よく使うための機能はしっかり抑えられています。
「便利な機能はほとんど使わない」「普通にエアコンとして使えれば良い」という方にとっては一番おすすめ出来るシリーズです。
日立エアコン白くまくん「Gシリーズ(MJシリーズ)」の詳細はこちら
お手頃モデル:Dシリーズ(AJシリーズ)
日立エアコン「白くまくん」のお手頃モデルです。
最も価格が安いモデルで、最低限の機能しかない代わりに非常にお手頃価格で購入できます。
あと、何気にエアコンのサイズが一番小さいので、部屋のスペースやデザイン的にとにかく小さいエアコンを選びたいという方にはおすすめです。
一方、エアコンを綺麗に効率よく使うための機能が凍結洗浄くらいしかありません。
フィルターの自動お掃除機能もありませんので、こまめなフィルター清掃が必要です。
フィルター清掃をしないとエアコンの効率が悪くなり、その分エアコンは頑張って温度をコントロールしようとするので電気代が結構かかってしまいます。
せっかく安いエアコンを買ったのに、結局電気代が高くついたなんていうこともありえます。
「こまめにフィルターを掃除できる」「単身赴任などで1~2年しか使わない」という方にはおすすめできますが、なかなかピーキーなエアコンであると言わざるを得ません。
日立エアコン白くまくん「Dシリーズ(AJシリーズ)」の詳細はこちら
一般家庭用以外に寒冷地仕様などもある
日立のエアコン「白くまくん」は一般家庭用以外に寒冷地仕様のエアコンも扱っています。
一般的なエアコンは外気温-15℃までしか運転出来ないものが多いですが、寒冷地仕様なら外気温-25℃や-30℃まで運転できます。
北海道や東北地方など外気温が-15℃を下回るような地域にお住まいの方は、一般家庭用ではなく寒冷地仕様のエアコンをおすすめします。
エアコンをお得に買う方法はコレ!
エアコンは買って終わりではありません。
エアコンをお得に買いたいなら、取り付けまで考えてどこで買うか決めなければいけません。
エアコンをどこで買うのが一番お得なのか、目的別に解説します。
とにかくラクに買いたいなら家電量販店
とにかくラクに買いたいなら、ヤマダ電機やビッグカメラなどの家電量販店がおすすめです。
店舗に行ってエアコンを購入しそのまま取付工事も含めて依頼することができるので、手続きがラクというのが大きなメリットです。
一方、ラクな分だけエアコンや取付費用が割高になってしまうというデメリットがあります。
また、業者を自分で選ぶことができないので施工品質にばらつきがある可能性がある点にも注意が必要です。
「お金が多少掛かってもいいから時間を節約したい」という方におすすめです。
ヤマダ電機のエアコン取付費用はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ヤマダ電機のエアコン取り付け費用は?工事費込みで実際に買ってみた
※家電量販店が近くにない場合は時間の節約にはなりませんので、次で解説するネット通販+地域業者をおすすめします。
安くお得に買いたいならネット通販+地域の業者
エアコンを安くお得に買いたいなら「ネット通販でエアコン本体を購入し、地域のエアコン取付業者に取り付けを依頼する」のがおすすめです。
ネット通販は家電量販店よりも店舗などの維持管理費が安いので、エアコン本体も安く購入することができますよ。
一方、ネット通販は取付費用が高く、取付対応範囲もやや弱いという弱点があります。
そこで、ネット通販ではエアコン本体を購入するだけにしておき、エアコンの取り付けは自分で取付業者を探して依頼すると安くて品質も良く取り付けることができます。
昔なら取付業者を探すのも一苦労でしたが、今では良いサービスが出てきているので「評判の良いエアコン取付業者」を簡単に探してそのまま依頼することができます。
例えば、くらしのマーケットなら登録している業者が多いので自分の地域でも簡単に見つかりますし、業者の口コミが多く掲載されていますので評判の良い業者を探すことも簡単ですよ。
また、気になる業者が見つかればそのまま見積依頼することもできるので、エアコン取付の依頼も簡単にできます。
間に家電量販店が入らないのでエアコン取付費用が安いというのも魅力ですね。
実際にいくら違うのか
「家電量販店」で購入する場合と「ネット通販」で購入する場合で、エアコン本体価格を比較してみました。
直接家電量販店に行って価格を調べてもいいのですが店舗による差が生じますので、ここでは家電量販店公式サイトウェブ上の価格を記載しました。
また、エアコンの機種は家電量販店とネット通販で価格差が出にくい廉価モデルでいくつか比較しました。
ネット通販 | 家電量販店 | |
---|---|---|
ダイキン うるさら S223ATES | 55,800~65,800円 | 85,000~99,900円 |
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2223 | 48,590~65,970円 | 79,500~119,570円 |
日立 白くまくん RAS-AJ22N | 45,790~60,100円 | 65,780~79,320円 |
総じてネット通販で購入する方が安いですね。機種にもよりますが数万円の差があることはザラにあります。
家電量販店の実店舗に行けば値引きしてもらえる可能性がありますが、廉価モデルなら数千円程度だと思います。
値引きを考慮してもネット通販の方が安いケースがほとんどだと思います。
家電量販店の方が安いケースがあるとすれば、年末年始の型落ち品を在庫処分するセール時期でしょうか。
ただ、それも5台限定など在庫限りのケースがほとんどです。
開店前から行列に並んでも買えるかどうかわかりません。
私としては、本記事を読んでいるあなたには安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめしたいと思います。
本記事を読んでいる時点でエアコンのことを自分で調べるくらいのリテラシーがある方でしょうし、「ネット通販+地域業者」のパターンでも苦にならないと思います。
楽天やAmazonで買い物をするのも不慣れだという方はそもそも本サイトのような弱小サイトには来ないでしょうし。
ということで、本記事を読んでいるあなたにはエアコンを安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめします。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
公式:https://curama.jp/aircon-install/
まとめ
本記事では日立エアコン「白くまくん」について解説しました。
一般家庭向けの「白くまくん」は4シリーズあり、それぞれ価格が高いほど機能性も高くなります。
必要な機能とご自身の予算に合わせて、最適なエアコン選びの参考にしてください。