大手家電メーカーであるパナソニックでは「エオリア」というブランドでエアコンを販売しています。
しかし、ひとくちに「エオリア」といってもいくつかのシリーズがあり、それぞれ異なる特徴があります。
そこで、本記事ではパナソニックのエアコン「エオリア」について各シリーズの特徴を解説します。
家庭用のパナソニックエアコン「エオリア」は5シリーズ
パナソニックエアコン「エオリア」は色々なシリーズがありますが、一般家庭用は5シリーズを展開しています。
名称が2つある機種がありますが、括弧なしは家電量販店向け、括弧ありは通販向けの名称です。
基本性能は同じですが家電量販店向けの物の方は機能が少し追加されている場合があります。
各シリーズの価格と機能性の傾向は以下の通りです。
基本的に価格が高くなるほど高機能になります。
あなたにとって必要な機能と予算の兼ね合いを見て、最適なシリーズを選んでくださいね!
プレミアムモデル:LXシリーズ
エオリアLXシリーズは、パナソニックエアコン「エオリア」の最上位モデルです。
価格は高いが性能も高い!便利な機能がモリモリです。
全体的に、パナソニックの強みであるナノイーXによる空気をきれいにする機能が豊富ですね。
ナノイーはざっくりいうと「水に包まれたOHイオン」といったところです。これを空気中に飛ばすと、ナノイーが花粉やニオイの元となる有害物質と接触して有害物質中のHイオンを奪い、有害物質を別の性質に変えてしまうというものですね。
これによって部屋の空気が清浄に保たれるというわけです。
エアコンをつけるときは基本的に部屋の扉や窓を閉めて運転させますので、花粉やニオイを抑えて部屋の空気をきれいにするというのは快適性という面で結構大きいです。
さらに、エオリアのLXシリーズなら換気機能や加湿機能もついていますので、部屋の空気を快適にする機能は非常に優れています。
他にも人を検知して自動的にエアコンを運転開始してくれるオートオン機能や、エアコンを消し忘れて外出してしまっても自動で停止してくれるオートオフ機能もあり、エアコンの操作が難しい小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心です。
とにかく各家庭やひとりひとり個人に合わせた快適な空間を作るという機能が優れています。
人の生活に密着したものづくりをしている感じがいいですね。
いずれも、生活する上で便利なおすすめ機能です。
一方、価格の高さは気になるところですね。畳数にもよりますが20万円は普通に超えてきます。
省エネ性が高く電気代が安く抑えられるので長く使ってトータルコストを下げたいという方はあまり気にならないかもしれませんが、やはり価格が高いのはデメリットといえるでしょう。
高級モデルは家電量販店で購入しようとするとかなり高くつくので、ネット通販で購入するのがおすすめです。
パナソニックエアコン エオリア「LXシリーズ」の詳細はこちら
ハイグレードモデル:Xシリーズ(HXシリーズ)
エオリアXシリーズは、パナソニックエアコン「エオリア」の上位モデルです。
製品名称が2つありますが、こちらは販路の違いです。
家電量販店で購入する場合:Xシリーズ
通販で購入する場合:HXシリーズ
製品自体は基本的に同じものです。
最上位モデルのLXシリーズには及びませんが、非常に高い性能と便利な機能を有します。
LXシリーズにあった「給水レス加湿」「換気機能」がなくなっています。
それでも、パナソニックの強みである「ナノイーXによる空気清浄機能」は変わらず搭載されており、AI自動運転機能も使用可能です。
他にも様々な機能がしっかり搭載されており、高級モデルとしてふさわしい機能性を持っています。
例えば、人を検知して自動的にエアコンを運転開始してくれるオートオン機能や、エアコンを消し忘れて外出してしまっても自動で停止してくれるオートオフ機能もあり、エアコンの操作が難しい小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心です。
「さすがに最上位モデルであるLXシリーズは高すぎる!」という方なら、こちらのXシリーズを選ぶのも良いでしょう。
最高級LXシリーズほどの費用を掛けなくても、Xシリーズでも十分プレミアムなエアコン生活が送れるはずです。
奥行きコンパクトモデル:EXシリーズ
エオリアEXシリーズは、パナソニックエアコン「エオリア」の奥行きコンパクトモデルです。
エオリアにはもうひとつGXシリーズという高さコンパクトモデルがありますが、同じコンパクトモデルでもこちらのEXシリーズは奥行きがコンパクトなタイプですね。
機能面は必要最低限といったところで、「エアコンとしてある程度使えれば良い、あと小さめのエアコンが良い」という方におすすめです。
上位機種と比べると機能が大分絞られていますね。
それでも、パナソニックの強みであるナノイーXはしっかり搭載されています。
他にも、室温を下げずに除湿する「快適除湿」やエアコン内部を洗浄する「内部クリーン」、エアコンの消し忘れ防止に有効な「オートオフ機能」など、あると便利な機能も抑えられています。
この機能性で9万円前後で購入できるわけですから、機能性と価格のバランスを求める方におすすめです。
高さコンパクトモデル:GXシリーズ
エオリアGXシリーズは、パナソニックエアコン「エオリア」のコンパクトモデルです。
エオリアにはもうひとつコンパクトモデルがありますが、こちらは高さがコンパクトなタイプですね。
機能面は必要最低限といったところで、「エアコンとしてある程度使えれば良い、あと小さめのエアコンが良い」という方におすすめです。
なお、高さを小さくしたためか、奥行コンパクトタイプのGXシリーズよりも更に機能性は絞られています。
上位機種と比べると機能が大分絞られています。
それでも、パナソニックの強みであるナノイーXによる空気清浄機能はしっかり搭載されています。
他にも、エアコン内部を洗浄する「内部クリーン運転」や部屋を除湿する「除湿機能」、エアコンの効率維持に便利な「フィルターお掃除ロボット」など、あると便利な機能も抑えられています。
この機能性で8万円前後で購入できるわけですから、機能性と価格のバランスを求める方におすすめです。
お手頃モデル:Jシリーズ
エオリアJシリーズは、パナソニックエアコン「エオリア」のお手頃モデルです。
とにかく安さを追求したモデルで非常に安い価格で購入できます。
必要最低限の機能のみでフィルターお掃除機能もありませんが、ナノイーXによる空気清浄機能は搭載されています。※上位機種よりも低性能なナノイーXですが。
「とにかく風が出ればいい」「部屋の温度をコントロールできればいい」という方なら十分かと思います。
フィルターの自動掃除機能がないのがネックですが、こまめにフィルターのお手入れが出来る人や、単身赴任などで1~2年くらいしか使わないという方なら気にならないでしょう。
とにかく安くエアコンを買いたいという方にはおすすめの機種です。
一般家庭用以外に寒冷地仕様などもある
パナソニックのエアコン「エオリア」は一般家庭用以外に寒冷地仕様のエアコンも扱っています。
厳しい冬でも快適に過ごせるよう運転開始してすぐに温風が吹き出すようになっていたり、室外機の霜取り運転中にも暖房が止まらないようになっているなど寒冷地仕様ならではの特徴があります。
北海道や東北地方など外気温が-15℃を下回るような地域にお住まいの方は、一般家庭用ではなく寒冷地仕様のエアコンをおすすめします。
エアコンをお得に買う方法はコレ!
エアコンは買って終わりではありません。
エアコンをお得に買いたいなら、取り付けまで考えてどこで買うか決めなければいけません。
エアコンをどこで買うのが一番お得なのか、目的別に解説します。
とにかくラクに買いたいなら家電量販店
とにかくラクに買いたいなら、ヤマダ電機やビッグカメラなどの家電量販店がおすすめです。
店舗に行ってエアコンを購入しそのまま取付工事も含めて依頼することができるので、手続きがラクというのが大きなメリットです。
一方、ラクな分だけエアコンや取付費用が割高になってしまうというデメリットがあります。
また、業者を自分で選ぶことができないので施工品質にばらつきがある可能性がある点にも注意が必要です。
「お金が多少掛かってもいいから時間を節約したい」という方におすすめです。
ヤマダ電機のエアコン取付費用はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ヤマダ電機のエアコン取り付け費用は?工事費込みで実際に買ってみた
※家電量販店が近くにない場合は時間の節約にはなりませんので、次で解説するネット通販+地域業者をおすすめします。
安くお得に買いたいならネット通販+地域の業者
エアコンを安くお得に買いたいなら「ネット通販でエアコン本体を購入し、地域のエアコン取付業者に取り付けを依頼する」のがおすすめです。
ネット通販は家電量販店よりも店舗などの維持管理費が安いので、エアコン本体も安く購入することができますよ。
一方、ネット通販は取付費用が高く、取付対応範囲もやや弱いという弱点があります。
そこで、ネット通販ではエアコン本体を購入するだけにしておき、エアコンの取り付けは自分で取付業者を探して依頼すると安くて品質も良く取り付けることができます。
昔なら取付業者を探すのも一苦労でしたが、今では良いサービスが出てきているので「評判の良いエアコン取付業者」を簡単に探してそのまま依頼することができます。
例えば、くらしのマーケットなら登録している業者が多いので自分の地域でも簡単に見つかりますし、業者の口コミが多く掲載されていますので評判の良い業者を探すことも簡単ですよ。
また、気になる業者が見つかればそのまま見積依頼することもできるので、エアコン取付の依頼も簡単にできます。
間に家電量販店が入らないのでエアコン取付費用が安いというのも魅力ですね。
実際にいくら違うのか
「家電量販店」で購入する場合と「ネット通販」で購入する場合で、エアコン本体価格を比較してみました。
直接家電量販店に行って価格を調べてもいいのですが店舗による差が生じますので、ここでは家電量販店公式サイトウェブ上の価格を記載しました。
また、エアコンの機種は家電量販店とネット通販で価格差が出にくい廉価モデルでいくつか比較しました。
ネット通販 | 家電量販店 | |
---|---|---|
ダイキン うるさら S223ATES | 55,800~65,800円 | 85,000~99,900円 |
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2223 | 48,590~65,970円 | 79,500~119,570円 |
日立 白くまくん RAS-AJ22N | 45,790~60,100円 | 65,780~79,320円 |
総じてネット通販で購入する方が安いですね。機種にもよりますが数万円の差があることはザラにあります。
家電量販店の実店舗に行けば値引きしてもらえる可能性がありますが、廉価モデルなら数千円程度だと思います。
値引きを考慮してもネット通販の方が安いケースがほとんどだと思います。
家電量販店の方が安いケースがあるとすれば、年末年始の型落ち品を在庫処分するセール時期でしょうか。
ただ、それも5台限定など在庫限りのケースがほとんどです。
開店前から行列に並んでも買えるかどうかわかりません。
私としては、本記事を読んでいるあなたには安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめしたいと思います。
本記事を読んでいる時点でエアコンのことを自分で調べるくらいのリテラシーがある方でしょうし、「ネット通販+地域業者」のパターンでも苦にならないと思います。
楽天やAmazonで買い物をするのも不慣れだという方はそもそも本サイトのような弱小サイトには来ないでしょうし。
ということで、本記事を読んでいるあなたにはエアコンを安くお得に購入できる「ネット通販+地域の業者」のパターンをおすすめします。
エアコンを選んだらくらしのマーケットでお住いの地域の業者を選びましょう。
公式:https://curama.jp/aircon-install/
まとめ
本記事ではパナソニックのエアコン「エオリア」について解説しました。
一般家庭向けの「エオリア」は5シリーズあり、それぞれ価格が高いほど機能性も高くなります。
必要な機能とご自身の予算に合わせて、最適なエアコン選びの参考にしてください。